お知らせ
スマホが睡眠に与える影響
寝る前にスマホをいじってしまうことありませんか。スマホなどから出るブルーライトは睡眠のリズムに影響を及ぼします。
不眠でお困りの方は、就寝時間の2時間前からスマホを見るのを控えましょう。夜眠れず、スマホをいじってしまうと、それが余計に睡眠を悪化させ、悪循環に陥ってしまいます。
朝起きたら日光を浴び、夜はブルーライトを避けることが、睡眠のリズムを整えるのに役立ちます。
深夜までSNSやゲームがやめられない場合は、ネット・ゲーム依存症の恐れもありますので、心配な方はご相談ください。
雨の降る前日の頭痛には
「天気の変わり目にめまいやだるさ、眠気が出て、その後に強い痛みに襲われる」「天気が崩れ始めると頭痛がする」ことはありませんか。これらは気圧の変化が関係しており、気圧の低下により細胞内の水分調整がうまくできないと、細胞内に水分が貯留し周囲の組織との間に圧力の差が生まれ、痛みが起こるといわれています。雨の降る前日に頭が痛くなる場合、細胞の水分量調節に関与するアクアポリンに作用するお薬が効く場合があります。
また、明日は天気が崩れるかもしれない、低気圧が迫っている、というときは体の水分代謝を促しておくと体調不良の予防になります。こまめに常温の水かお茶を摂り、体を冷やさないようにしましょう。ストレッチやマッサージで体の巡りをよくしたり、運動や半身浴などで汗をかくことにより、体にたまっている水分を外に出すことも重要です。
特性不安とは
新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が続いています。現代社会は不確実・不安定なことが多く、我々現代人は不安と強いストレスの中で暮らしています。
特性不安とは、ストレスがかかった際に不安な状態になる傾向のことを言い、特性不安が高い場合、ストレスがかかると「いつも」不安になりやすいと言えます。加えて、身体的な訴えが多く、集中力に支障が出たり、自信を喪失したり、常に落ち着かない感じや他人の反応に過敏であるなど、不幸感や無能感を持ちやすくなります。
自分の不安特性を知ることは、自分の状態を理解したり、身体症状の要因を探るうえで助けになります。当院では、心理テストを用いて特性不安の高低を調べることができます。
新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
みなさまにおかれましては、穏やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
旧年中は、多くの患者さまにご来院頂き、関係者のみなさまにはご指導ご支援を頂き、誠に有難うございました。
本年も患者さまの心身の健康をサポートできるよう、努めて参ります。みなさまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
2020年は、1月4日(土)より診療致します。本年もどうぞ宜しくお願い致します。
双極性障害の治療と血液検査
双極性障害(躁うつ病)の治療には、気分安定薬や抗精神病薬などを用います。気分安定薬は、薬物血中濃度を適宜測定しながら、副作用が起きず有効な用量に調整していく必要があります。
そのため、気分安定薬(炭酸リチウムやバルプロ酸)を服用中の患者さまには、必要に応じ血液検査を行っております。また、一部の抗精神病薬では、糖尿病などの副作用があるため、有害事象を早期発見できるよう血液検査をご案内する場合があります。
今年も残りわずかとなりました。当院は、12/28が今年最後の診療日となりますので、内服されているお薬がなくならないようお気を付けください。本年のお知らせは、今回が最後になります。是非、健康で良いお年をお迎えください。